学費制度など

通信制高校を選ぶにあたって学費面も気になるところ。
学費のしくみと、支援金などの制度について詳しくご紹介します。

 

(1)通信制高校の授業料と就学支援金

通信制高校は、1単位あたりの授業料(公立:336円~700円、私立:5,000円~12,000円)をもとに生徒の履修単位数によって授業料が計算されます。卒業に必要な単位数は74単位以上となるため、3年間で卒業する場合は平均すると年間25単位程度の履修となりますが、履修単位数は生徒の状況によって変えることができるので、授業料もそれに応じたものになります。

通信制高校の授業料も、国からの就学支援金により、減額されます。私立通信制高校生への就学支援金(基準額)は、1単位あたり、4,812円です。25単位履修した場合は、120,300円となり、卒業までに74単位分356,088円が支給されます。ただし、保護者世帯の所得により就学支援金が受給できないケースもあります。また、上記支給額に1.5倍~2.5倍を上限とした加算制度があります。所得は、市町村民税所得割額により都道府県が判断します。

①私立通信制高校の場合の(国)就学支援金支給額
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②大阪府認可私立通信制高等学校の世帯収入別生徒負担額
大阪府認可私立高等学校においては、先述した、「(国)就学支援金」と、「大阪府私立高等学校授業料支援補助金(大阪府在住の生徒に限る)」ならびに「学校免除」の各制度により、4人世帯で年収590万円未満(扶養人数により上下します)の家庭は、授業料が無償となっています。大阪府認可の通信制高校における生徒の授業料負担については、以下のようになります。

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ただし、支援対象となる単位数は、生徒一人あたり年間30単位までとし、4年間で74単位が上限となっています。なお、各学校により1単位あたりの授業料が異なりますので、詳しくは各学校にお問い合わせいただくか、ホームページや学校案内等をご覧ください。また、入学金やその他の経費、授業料の納入時期についても各学校により異なりますので、あわせてご確認ください。

 

(2)大阪府私立高等学校における学費補助制度

①高等学校等就学支援金制度 (全国)
平成22年度より実施されている授業料軽減制度・各家庭の所得状況に応じ、軽減額は異なる。

②私立高等学校等授業料支援補助金(大阪府)
国の定める就学支援金と合わせて、私立高等学校の保護者学費負担が10万円で収まるように定められた制度。大阪府内に生徒・保護者の住所があること、大阪府認可の私立高等学校のうち、対象となっている高等学校であることなど諸条件あり。

③私立高等学校等奨学のための給付金(都道府県ごとに設定)
生徒が安心して教育を受けられるよう、大阪府内に在住する低所得世帯の保護者に対し、授業料以外の教育費の経済的負担を軽減するために、奨学のための給付金を支給する制度。

④大阪府私立高等学校等学び直し支援金(全国)
高等学校等を中途退学した方が、再び高等学校等で学び直す場合に、高等学校等就学支援金の支給期間終了後も卒業するまでの間の最長2年間支援金が支給される制度。

⑤その他各種奨学金・国の教育ローンなど

 

(3)サポート校のしくみと学費について

サポート校とは、通信制高校とは別組織として運営されている民間施設です。サポート校自体には高校を卒業させる資格が無く、あくまでもまで在籍している通信制高校の学習を支援することを目的としている民間施設です。一般的にサポート校は、○○高等学院や○○高等部、○○スクールなどの名称で設置されていることが多いです。サポート校は通信制高等学校のサポートという位置付けで、高等学校のカリキュラムと混同するような内容を実施しているケースがありますが、実際はサポート校での授業は通信制高等学校としての学習活動としては認められていません。
サポート校にかかる学費は様々ですが、平均としては下記表の通りとなります。これとは別に通信制高等学校への学費も必要となりますので、通信制高校単独で在籍するよりも学費が多くかかることが一般的です。

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